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主幹事証券

主幹事証券とは、IPOを行う企業から株式の引受を任され、上場の手続き全体を取りまとめる中心的な証券会社のことです。上場の準備段階から企業に付き、仮条件の設定、ブックビルディングの実施、公開価格の決定、引受株数の各幹事証券への割り振りまでを担います。

なぜ当選に関係するのか

主幹事は引受株数が1社で突出して多く、案件によって差はありますが、個人向けに配分される株数の7〜8割程度が主幹事に集まります。たとえば個人向けに10万株が配られるIPOなら、主幹事が8万株、残りの幹事6社で2万株を分け合う、といった配分です。同じ銘柄に申し込むなら、主幹事の口座から申し込むほうが母数の大きい抽選に参加できるため、主幹事の口座を持っておくことが当選への近道とされます。

どの証券会社が主幹事になりやすいか

当サイトの記録では、2025年に上場した65社のうち、主幹事をもっとも多く務めたのはSMBC日興証券の9社で、野村證券・みずほ証券・三菱UFJモルガン・スタンレー証券が各6社、大和証券が5社、SBI証券が3社でした。大手証券が主幹事を分け合う形で、ネット証券ではSBI証券が主幹事の実績を伸ばしています。銘柄ごとの主幹事は各銘柄ページの「取扱証券会社」で確認できます。

注意点

主幹事であっても、引受株の多くは機関投資家に配分され、個人向けのうちネット抽選に回るのはさらに一部です。「主幹事だから当たりやすい」のではなく、「他社よりは母数が大きい」という相対的な話です。また主幹事は複数社が共同で務めることもあり、その場合は株数も分かれます。主幹事の役割と口座の持ち方はIPOの主幹事証券とは?、証券会社の選び方はIPO用の証券会社の選び方で解説しています。