当サイトに掲載している銘柄から、実例を挙げます。
公募割れは珍しいことではなく、暴落相場でなくても一定の割合で起きます。直近でどの銘柄が上がりどの銘柄が割れたかは、結果ページでいつでも確認できます。
一方で反対方向はこうです。バトンズ(2026年4月上場)は公開価格660円 → 初値1,674円で、100株で**+101,400円**。この非対称性(負けるときはおおむね1割前後、勝つときは2倍超もある)こそが、IPOという戦い方の魅力の正体です。ただし「負けが小さい」はあくまで傾向で、保証ではありません。地合いが悪ければ、もっと深く割れることもあります。
配分は人気で決まります。誰もが欲しがる人気銘柄はまず当たりません。逆にすんなり当たる銘柄は、詳しい人たちが申込を見送った銘柄であることが多いのです。
だから、意外なほど簡単に当選したときは、喜ぶだけでなく少し疑ってください。申し込む前に銘柄の人気(市場・規模・事業内容)を見る習慣をつけるだけで、公募割れを引く確率は大きく下がります。当サイトでは銘柄ごとに初値予想を予想ページに出しているので、判断の材料にしてください。選び方の考え方は初めてのIPO、どれを選べばいいかにまとめています。
公募割れの損は1割前後で済むことが多い一方、次の行動は損が大きくなりがちです。
上場後に買う。 初値やそれ以上の価格で人気銘柄を追いかける、いわゆるセカンダリー投資は、初心者にとって最も危険な行動です。初値は「当選者が最高潮の熱気に向かって売る」ことで付く、お祭りの高値になりやすいからです。
売らずに持ち続ける。 当選株を上場後も保有するのは正当な選択肢ですが、その瞬間から、やっていることは「IPO」ではなく普通の株式投資に変わります。利益が出る仕組みで書いたとおり、初値売りが基本形です。
手続きのオウンゴール。 補欠当選の繰上げに気づかず期限を逃す、辞退ペナルティのある証券会社で当選を辞退する——こうした損は相場と無関係で、完全に避けられます。IPOに当選したらどうする?を一度読んでおいてください。
全部に申し込まない。 人気と予想を見てから申し込み、公募割れしそうな銘柄は見送る勇気を持ちましょう。申込は義務ではありません。
初値売りを基本形にする。 「どういう条件なら持ち続けるか」を事前に決めておき、板を見ながらの思いつきで変えないことです。
前受金不要の証券会社を軸にする。 申込時点でお金が要らなければ、見送りのコストはゼロですし、当たりもしない抽選に資金拘束されることもありません。証券会社選びはIPO用の証券会社の選び方へ。
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