初値とは、上場したばかりの銘柄に、証券取引所で初めてつく取引価格のことです。IPOで当選した人は、この初値で売ることで損益が確定します。
上場日の朝9時、買い注文と売り注文が釣り合った値段で初値がつきます。買いたい人が多ければ気配値が少しずつ切り上がり、売りが増えて釣り合ったところで決まります。人気の銘柄ではこの過程に時間がかかり、昼過ぎや、まれに翌日に持ち越されることもあります。逆に買いが少なければ、公開価格と同じか下の値段で始まります。
初値は、買った値段である公開価格とくらべて語られます。2025年に上場した65社では、初値が公開価格を上回ったのが53社(82%)、下回ったのが10社(公開価格と同値が2社)。騰落率は平均+39.2%、中央値+27.5%で、いちばん高かった銘柄は公開価格の4.4倍でした。下回った銘柄の下げ幅は平均−7.4%と小さめです。「上がるときは大きく、下がるときは小さい」のがIPOの初値の特徴です。
上場日の朝、取引が始まる前に成行の売り注文を出しておくと、初値がついた瞬間にその値段で売れます。これを「初値売り」と呼び、初心者がまず覚える基本のやり方です。当サイトは上場前に初値予想を出し、上場後に当たったかどうかを成績表で公開しています。
初値売りのやり方は、IPOで利益が出る仕組み|~初値売りとは~でまんが付きに解説しています。年ごとの初値の成績は2025年のIPO成績で確かめられます。