IPOに当選しても、それだけでは株は買えません。 当選で手に入るのは「買う権利」で、そのあとに購入申込という別の手続きが必要です。期限までにこれをしないと、権利はそのまま消えます。
しかも当選の連絡は、証券会社の画面にひっそり表示されるだけのことがあります。メールが来る会社も来ない会社もあるため、抽選の結果発表日には自分で確認する習慣が要ります。
そして購入を辞退したときのペナルティは、証券会社によって大きく違います。申し込む前に、自分の口座がどちらなのかを知っておきましょう。
購入申込ができる期間は数営業日しかなく、しかも最終日の日中に締め切られます。24時までではありません。
たとえば松井証券では、購入申込期間の最終日15:45までに入金を済ませる必要があります。締切時刻は証券会社ごとに違うので、結果発表日にその場で確認してください。
証券会社によって扱いがはっきり分かれます。
| 証券会社 | 辞退したときの扱い |
|---|---|
| 松井証券 | 6か月間、IPO・POの抽選対象から除外 |
| SMBC日興証券 | 約1か月間申込停止。申込済みの他の銘柄も無効になる |
| 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 約1か月間ネット申込停止+申込中の他銘柄も取消(繰上・追加当選の辞退はペナルティなし) |
| SBI証券 | 申込停止はなし。ただし使ったIPOチャレンジポイントは消える |
| 野村證券 | 期間の停止はないが、意思表示後の取消は不可。期限内に手続きしなければ権利放棄 |
松井証券の6か月がもっとも重く、SMBC日興と三菱UFJモルガンは他の銘柄まで巻き込まれる点に注意が必要です。
ここから導かれる実務的な原則はひとつです。「当たったら買える金額」の銘柄にだけ申し込む。 詳しくはIPOはいくらから始められる?もあわせてどうぞ。
補欠当選は、当選者が購入を辞退した場合に権利が回ってくる仕組みです。慰めの表示ではなく、実際に繰り上がることがあります。
ただし証券会社によっては、「購入を希望する」という意思表示をしないと繰上の列から外れます。何もしないで待っていると権利が消えるので、画面に出ている案内のとおりに操作してください。
初値で売るつもりなら、取引開始前に成行注文を出しておきます。実際についた初値で売れます。
公開価格を下回るのが心配なら指値注文で、自分が納得できる価格を指定できます。ただし指定した価格に届かなければ売れません。
上場初日に必ず売らなければいけない決まりはありません。 持ち続けるのも正当な選択で、単に判断の基準が違うだけです。
メールが来なかったので当選に気づかなかった。 結果発表日には自分で口座を見に行きましょう。
入金だけして満足してしまった。 購入申込は別の操作です。これが最も多い失敗です。
全部当たったら払えない金額を申し込んでいた。 どれかを辞退することになり、ペナルティは実際の口座に降りかかります。
必要な資金の目安はIPOはいくらから始められる?、当選確率を上げる考え方はIPO抽選に当たりやすくするコツにまとめています。
いま申し込める銘柄はIPO一覧で確認できます。
IPOの申込を始めよう
いま申込受付中・上場予定のIPOを一覧でチェックできます。