初心者のためのIPO🔰 はじめての方はこちら
IPOのギモンに戻る
PR

本ページは広告(アフィリエイトプログラム)を含みます

IPOの抽選方式は証券会社でどう違う?

公開日: 2026-08-07

まず結論

IPOの抽選は、証券会社ごとにやり方が違います。同じ銘柄に申し込んでも、どこから申し込むかで当たりやすさが変わります。

大きく分けると3つのタイプがあります。

  • ① 完全平等抽選 — 申込者全員が1人1票。資金が多くても少なくても同じ確率
  • ② 資金比例(口数比例) — たくさん申し込んだ人ほど当たりやすい
  • ③ 実績で優遇 — その証券会社での取引実績や、貯めたポイントが多い人ほど当たりやすい

多くの証券会社は1社の中でこれらを組み合わせています。たとえば「配分の10%は完全平等抽選、残りは実績で優遇」といった具合です。

資金が少ない初心者にとって重要なのは、①の枠がどれだけあるかです。順番に見ていきましょう。

① 完全平等抽選 — 1人1票

完全平等抽選は、申し込んだ人全員に平等に1票が割り当てられる方式です。口座を開いたばかりの人も、何年も取引している人も、まったく同じ確率で抽選されます。

初心者にとって、これがいちばん分かりやすく、いちばん不利になりにくい方式です。

配分のすべてを完全平等抽選にしている証券会社もあります。

一部を平等枠にしている会社もあります。

大手証券の「10%」は少なく見えますが、主幹事を務める銘柄では配分される株数そのものが多いため、実際の当選本数は決して小さくありません。

② 資金比例(口数比例) — たくさん申し込むほど有利

申込株数に応じて抽選の口数が増える方式です(資金比例抽選)。100株だけ申し込んだ人より、1,000株申し込んだ人のほうが当たりやすくなります。

資金に余裕がある人には有利ですが、少額しか用意できない初心者には不利な方式です。

  • SBI証券 — ネット配分の**60%**が申込株数比例

なお、完全平等抽選を採用している会社でも、申込上限が1単元(100株)を超える大型IPOでは、申し込んだ単元の数だけ口数が増えることがあります(楽天証券など)。多くの銘柄は上限が1単元なので、その場合は実質的に1人1票になります。

③ 実績で優遇 — 使い込むほど有利

その証券会社での取引実績や預かり資産に応じて、抽選の当たりやすさが変わる方式です(ステージ制抽選)。

初心者は当然いちばん下のステージから始まるので、この枠では不利です。ただしこれらの会社にも実績と無関係の枠が別に確保されています(SMBC日興は10%、SBIネオトレードは10%、岡三オンラインは第三抽選として10%以上)。実績ゼロでも参加する意味はあります。

落選が積み上がる仕組み

SBI証券にはIPOチャレンジポイントという独自の制度があります。抽選に外れるたびに1ポイント貯まり、次回以降にポイントを使うと使ったポイントが多い人から順に当選する専用枠(ネット配分の30%)に挑戦できます。

落選が無駄にならないため、コツコツ申し込み続ける人ほど有利になる仕組みです。

若さやNISAが有利になる会社も

大和コネクト証券は少し変わっていて、残り30%の優遇抽選が39歳以下・NISA口座あり・投信積立ありなどの条件で抽選券が増える設計です。取引実績ではなく属性で優遇されるため、若い初心者ほど有利という珍しいタイプです。

もうひとつの違い — 抽選の「タイミング」

方式とは別に、いつ抽選するかという軸もあります。

ほとんどの証券会社は、申込(ブックビルディング)が締め切られた後に抽選します。一方、後期型抽選を採用している会社では、公開価格が決まった後の「購入申込」をした人を対象に抽選します。

後期型は抽選が他社より遅いため、他の証券会社の結果を見てから参加を決められるのが利点です。「他で当たったからここは見送る」「全滅したからここに懸ける」という調整ができます。

逆に注意点として、購入申込という一手間を忘れると権利がなくなります。需要申告しただけでは抽選対象になりません。

初心者はどう選べばいい?

3つだけ意識すれば十分です。

1. 完全平等抽選の枠が大きい会社を軸にする

資金力で負けない土俵で戦えます。マネックス証券・DMM.com証券・松井証券あたりが代表的です。

2. 複数の証券会社に口座を持つ

抽選は証券会社ごとに行われるので、口座の数だけ抽選に参加できます。1社だけだと機会がそのぶん少なくなります。

3. 前受金が不要な会社を混ぜる

申込時にお金が不要な会社なら、同じ資金で複数の銘柄・複数の会社に申し込めます。資金が少ないほどこの差は大きくなります。

まとめ

  • IPOの抽選方式は完全平等・資金比例・実績で優遇の3タイプ。多くの会社はこれを組み合わせている
  • 資金の少ない初心者は、完全平等抽選の枠が大きい会社を軸にするのが基本
  • 実績で優遇する会社にも、実績ゼロでも参加できる枠(10%程度)は確保されている
  • 抽選のタイミングが遅い「後期型」は、他社の結果を見てから決められる
  • どの方式でも、申し込まなければ当たらない。口座を増やして機会を増やすのがいちばん効く

なお、抽選方式は各社が変更することがあります。申し込む前に、その証券会社の最新の案内も確認してください。

次に読むなら

各証券会社の抽選ルールは証券会社比較のページで1社ずつ詳しくまとめています。当選のチャンスを広げる実践的な工夫はIPO抽選に当たりやすくするコツをどうぞ。

必要な資金の目安を知りたい方はIPOはいくらから始められる?、家族の名義を使う方法は未成年や家族名義でIPOに申し込める?で解説しています。

IPOの申込を始めよう

いま申込受付中・上場予定のIPOを一覧でチェックできます。

IPO一覧を見る