📖 まんがでわかるIPO
むずかしい言葉は抜きに、まずは全体像をつかみましょう。


初値売り(はつねうり)とは、IPOで手に入れた株を、上場した日に最初につく値段「初値(はつね)」で売ってしまう方法です。上のまんがのとおり、「安く買って、上場した日に高くなったところで売る」——これがIPOで利益を狙う、いちばん基本的でシンプルなやり方です。初心者はまずこの初値売りから始めるのが王道です。
流れもかんたんです。抽選に当たったら公開価格で株を買い、上場日を待って、初値がついたらそのまま売る。何か月も持ち続ける必要はなく、上場日の午前中で完結することがほとんどです。
IPO(新規上場)では、上場前に決まる「公開価格」で株を買い、上場後に市場で最初につく「初値」で売ることで、その差額が利益になる可能性があります。新規上場する企業は投資家からの注目が集まりやすく、初値が公開価格を上回るケースが多い傾向にあります。だからこそ「IPOは利益を狙いやすい」と言われます。
「上回るケースが多い」と言われても、どのくらい多いのかが分からないと判断できません。そこで、2025年に上場した65社(投資法人を除く)の実績をそのまま並べます。数字はすべて公開価格と初値から計算したもので、2025年のIPO成績のページで銘柄ごとに確かめられます。
2024年も見ておくと、86社中64社(74%)が上回り、騰落率は平均+30.9%、中央値+26.6%でした。年によって勝率は上下しますが、「上がるときは大きく、下がるときは小さい」という形は2年とも同じです。
この非対称な形には理由があります。公開価格は、企業と主幹事証券が「確実に売り切れる値段」として決めます。人気が集まった銘柄でも、公開価格は仮条件の範囲内でしか決まらないので、買いたい人の多さがそのまま値段に反映されません。その分が、上場日に初値へ一気に乗ります。
一方で、人気が薄い銘柄は、そもそも仮条件が控えめに設定され、公開価格も安めに決まります。上場日に売りが先行しても、公開価格から大きく下に離れることは少なく、実際に2025年の公募割れは−7%前後に集中しました。
つまり初値売りは、勝ったときの利益が大きく、負けたときの損失が比較的小さい勝負です。これが「とりあえず申し込む」価値がある理由で、同時に「公募割れもふつうに起きる」ことを忘れてはいけない理由でもあります。
特別なテクニックは必要なく、初心者でも同じ手順で取り組めます。
利益には約20%(20.315%)の税金がかかります。証券会社で「特定口座(源泉徴収あり)」を選んでいれば、売った時点で自動的に差し引かれ、確定申告は不要です。
多くの証券会社では、IPOの申込・購入に手数料はかかりません。初値で売るときの売却手数料も、ネット証券ではかからないことがほとんどです。NISA口座でIPOに申し込める証券会社なら、利益に税金がかかりません。扱いは証券会社ごとに違うので、証券会社比較で確認してください。
このサイトでは、各IPOに「利益期待度」を★で表示しています。初値がどのくらい期待できそうかの目安です。あくまで参考ですが、どの銘柄に申し込むかを比べるときのヒントにしてください。上場前の銘柄には初値予想のレンジも載せていて、上場後は当たったか外れたかを成績表でそのまま公開しています。
IPO一覧で、利益期待度の高い銘柄をチェックしてみましょう。過去の結果を見たい方は、2025年のIPO成績で勝率・市場別・規模別の数字を確かめられます。
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まずは「IPOとは?」から
IPOの始め方|まずは流れをつかもう!
IPO投資を始めたい初心者向けに、証券口座の開設から抽選の申し込み、当選後の購入までの流れを3つのステップでやさしく解説します。まんが付きなので、株の経験がまったくない方でも順番に読み進められます。
IPO用の証券会社の選び方
IPOに強い証券会社をどう選べばいいか、初心者が押さえるべき3つのポイントを解説します。前受金の要否、抽選が平等かどうか、取扱銘柄の多さという観点から、最初の1社の決め方が分かります。
初めてのIPO、どれを選べばいいか
銘柄がたくさんあってどれを選べばいいか分からない、という初心者向けに、IPO選びで見るべき3つの指標を解説します。必要資金の考え方や、初心者が無理なく参加できる銘柄の見分け方もあわせて紹介します。
IPOはいつ申し込むべきか|タイミングを逃さない!
IPOには上場承認から申込期間、抽選日、上場日という決まった流れがあり、申込期間はわずか数日しかありません。タイミングを逃さないための基本の流れと、毎日の確認を習慣にするコツを解説します。
IPO抽選に当たりやすくするコツ
IPOの抽選は運任せに見えて、申し込み方を工夫すれば当選のチャンスを広げられます。複数の証券会社から申し込む、家族の名義を活用する、平等抽選の枠を狙うなど、初心者でもすぐ実践できる基本のコツをまとめました。
IPOの申込を始めよう
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